ヨツテンヨコバイ Macrosteles quadrimaculatus | |
文書年代 | 大正2年新8月(1915年) |
場所 | 鳥取県岩美郡(村落文書:旧農家) |
文書形態 | 冊子 |
文書種類 | 古文書〔写本〕(盆節季出納帳) |
発見部位 | 不明 |
考察 | スケール1mm。イネ科の植物を好み、麦や稲は時に食べる程度。本種もウンカ類と同じくあかりに誘われ挟まったものと思われる。特にセジロウンカと同じ年代の史料から発見されたことと、時期が夏であることから、セジロウンカと同じように、夏場夜間の商いの帳簿作業中に、あかりに飛び込んできたのだろう。古文書を好まない虫が本に入るという低い確率で、イネ科を好むウンカやヨコバイ類が4種類も見つかったのであるから、この仲間はこの時期周囲に多く飛翔していたのであろう。天蟲体で盆期の史料から見つかったセジロウンカもそうであるが、江戸時代には夏季と秋季に決算を行っていたことが昆虫から示された事例でもある。 |