ヒトノミ Pulex irritans | |
「千蟲譜」の蚤
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文書年代 | 延宝6年~延享4年(1678~1747年) |
場所 | 鳥取県岩美郡(村落文書:旧農家) |
文書形態 | 巻本 |
文書種類 | 手習〔写本〕 |
発見部位 | 軸木寄り |
考察 | スケール1mm。体が大きいのでメスである。現代はほとんど見られない。他のノミとちがい、棘櫛が無いので簡単に見分けられる。写真のヒトノミは圧されているため腹部が若干ねじれている。ノミはその種類によって吸血相手(ホスト)がある程度見定められているのでホスト種の存在も示すことになり、特定の哺乳類の存在とも関連する。今後はデータ数と同定数の増加が大変期待される仲間である。巻本は巻き込むため、挟み込む冊子タイプよりも蟲体の保管力が強いのが特徴である。 |