ヒシウンカ Pentastiridius apicalis | |
文書年代 | 文化12年(1815年) |
場所 | 鳥取県岩美郡(村落文書:旧農家) |
文書形態 | 冊子 |
文書種類 | 蔵書〔版本〕(孟子四) |
発見部位 | 内部小口寄り |
考察 | スケール1mm。特にイネ科植物を好む。古文書を好まない天蟲体の本種が古文書に近づく要因は、他のウンカ類と同じくこの仲間特有の「灯火」だろう。四書である経書から出てきた本種は、読書の秋?に儒教の勉強中、挟まったのであろうか。いずれにせよ昼間ではなく、夜もすがらで読書して儒教を学んでいた持ち主の様子が察せられる。同じ地域で見つかったウンカの仲間では100年弱古い古文書から出てきたが、同じ文書種類から出てきたウンカ(ヒエウンカ)の仲間の文書年代が1860年代であることから、当時の書籍は50年弱前のものでも活用されていたことがうかがえる。 |