チビケカツオブシムシ Trinodes rufescens | |
文書年代 | 元禄2年(1689年) |
場所 | 鳥取県岩美郡(村落文書:旧農家) |
文書形態 | 冊子 |
文書種類 | 蔵書〔版本〕(御成敗式目) |
発見部位 | 内部の地寄り(小口側) |
考察 | スケール1mm。幼虫の殻である。ヒメマルカツオブシムシより一回り小さく敵と戦うための鉾状毛は持たない。現代の家屋ではあまり見られない種類だが、クモ類の遺体や残骸を好んで食すと言われている。近世年間の史料から見つかるが、近代の史料からは姿を消し、入れ替わるようにヒメマルカツオブシムシが現れる。本種が近年珍しくなったのは、家屋の温度や湿度変化からか、家屋内での餌(クモ類の遺体)の減少か、さて、新しい武器を持った敵が登場したからなのだろうか・・・? |