コカゲロウ属 Baetis sp. | |
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文書年代 | 大正2年(1913年) |
場所 | 鳥取県岩美郡(村落文書:旧農家) |
文書形態 | 冊子 |
文書種類 | 古文書〔写本〕 |
考察 | 体長5.8mm程。殻であるが、大変きれいな状態で見つかった。流水性の種であることから※1、鳥取県では大正時代でも紙を漉く作業(漉槽の中の水)に川の水が使われていたことを伝えてくれる。
※1止水性のCloeon属も尾毛が3本であるが、Cloeon属の尾毛は3本が同じ長さであり、各尾毛の4節に1節が太い暗色の節になるのに対して、Baetis属では中央伸び網が短い種が多く、かつ尾毛の節が均一であることから、本種は流水性のBaetis属であると同定できた。(京都大学防災研究所 水資源環境研究センター 竹門康弘先生ご教示・同定) |