キスイムシ類 Cryptophagus sp. | |
文書年代 | 文政2年(1819年) |
場所 | 鳥取県岩美郡(村落文書:旧農家) |
文書形態 | 冊子 |
文書種類 | 日記〔写本〕 |
考察 | 体長2.5mm程。和紙に乗る姿で漉きこまれているので、着地した瞬間次の和紙を被せられたのだろう。この仲間は藁(ワラ)を好むため、当時の家屋周辺の空間が藁で満ちていたことが伺える。写本(地産地消色が強い)から発見されたので、江戸時代鳥取県東部のシナントロープと考えて良いだろう。この仲間は菌類との関係性が非常に深いため、当時の室内は菌類も豊富に存在したと推測される。ほんの数世代昔の江戸時代には、一体どのような菌類や昆虫達と人々は生活していたのだろう。 |