3.蟲 フルホンシバンムシ(幼虫)

フルホンシバンムシ(幼虫) Gastrallus immarginatus

「千蟲譜」の書蠹

文書年代 宝暦10年正月(1760年)
場所 鳥取県岩美郡(村落文書:旧農家)
文書形態 冊子
文書種類 日記〔写本〕
発見部位 不明
考察 スケール1mm。幼虫である。名の通り古い本に見られることからこの名がついた。日本では古本に特異的に生息しているようである。昔の昆虫図鑑「千蟲譜」をみてみると「書蠹」という名で本に来る虫が認識されており、集合図の右側4匹が比較的頭部が小さく描かれているが、本種なのだろうか?本種は古文書が珍しくなった今日、日常的に見られるわけではなく、古文書が集まる場所では現在でも昆虫の特性である「大発生」で厄介者扱いされはするが、むしろ野外でも記録がほとんどなく、どのような分布なのかさっぱりわからない。野外での生息情報が待たれる種である。