イエバエ Musca domestica Linnaeus | |
文書年代 | 天明7年(1787年) |
場所 | 鳥取県岩美郡(村落文書:旧農家) |
文書形態 | 冊子 |
文書種類 | 蔵書〔写本〕 |
発見部位 | 内部 |
考察 | 体長(翅含む)メス9.67mm(左)、オス9.13mm(右)。シナントロープである。今でも少し自然のある場所では普通に見られる。空を飛ぶハエが古文書の中で見つかる理由としては、衛生概念に侵されていなかった(個定数が多かった)か、ワラやデンプン質を好む本種が和紙に添加された米粉の発酵に惹かれたなどが考えられるが、いずれにしても当時の生活環境は周囲に家畜を飼育したりもあったであろうし、有機物の多かったことを物語る。 |