ヤマトシミ Ctenolepisma villosa | |
「千蟲譜」の蟫 |
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文書年代 | 明治11年(1878年) |
場所 | 鳥取県岩美郡(村落文書:旧農家) |
文書形態 | 冊子 |
文書種類 | 近代文書〔写本〕(出納帳) |
発見部位 | 内部 |
考察 | スケール1mm。古文書を扱う人ならば1度は見たことがあるだろう。本種は棘毛類(1本の体毛を拡大するとさらに細かい毛がたくさんある種類)なので、体毛が1本でも残っていればセイヨウシミとの区別ができる。江戸時代からセイヨウシミと同所的に生息していた可能性が本研究で示唆された。西暦900年代から本に名が出るこの仲間は、そもそもいつから日本にいたのか?紙や仏教の伝来とともに日本にやってきたのか?彼らの世界的なあゆみはシルクロードが鍵なのか?セイヨウシミ共々移動ルートが興味深い。 |